リビングセンター長野トップ > リフォーム事例集 > リビングフレッシュ > 「おばあちゃんに使いやすい」は、家族みんなの快適

「おばあちゃんに使いやすい」は、家族みんなの快適

リビング リフォーム後
リフォーム前
point
フットレスト付の浴槽は高い節水効果を保ちながら肩までゆったり。縁に溝があり安全な出入りをサポート。細部までやさしいバリアフリー設計。

 「わが家は母の元に私の兄妹一家が集まることが多いんです」「お正月に東京から長男一家が帰って来たのでここに13人も寝泊りして(笑)」と口々に話すK様ご夫妻。前回に続く今回の洗面浴室とトイレリフォームもご高齢のお母様の生活を考慮してプランニングしました。
 お母様は要支援1。まだまだお元気ですが、歩行がやや困難で転倒の不安があります。「とくにお風呂は実家の両親を看取った経験からもっとこうしてあげればよかったという思いが重なって」(奥様)。そんな思いを抱くご夫妻がメーカーのショールームを見学して選ばれた浴室の機種は、TOTOシステムバス・サザナ。腰かけた姿勢から安全にお湯に浸かることができるベンチカウンターが決め手になりました。また、トイレを含めて手すりなどの設置の際には、福祉住環境コーディネーターの資格を持つ建築士が実際にお母様の動作を確認した上で取り付けました。

腰かけた姿勢で浴槽へ

 完成から2週間。感想をお聞きすると「湯船に横たわって浸かれるのとフタが軽いのがうれしいわ」とニコニコ話すお母様。長身のご主人も「手足が伸ばせて快適です。浴槽の中にフットレストがあるので浴槽は広いのに湯量が今までの半分くらいでいい。これにはびっくりしました」と評価。一方、注目したカウンターについては「ここに腰かけてクルっとお尻の向きを変えるとまた跨がずに湯船に入れるんです。義母はいま練習中ですが、本当に安全で楽ちん」と話す奥様。さらに「床がすぐに乾いて排水溝の掃除が簡単なのもうれしいですね。お風呂やトイレが快適だと義娘や孫たちも喜んでくれそうです(笑)」。
 おばあちゃんに使いやすい空間は、家族みんなに快適な空間。大きな食卓を囲んでやさしい空気が流れます。

point
洗面台はリクシルのピアラ。必要な時だけ伸ばして使えるホース式のシャワーが便利。凹凸のない壁付け水栓は汚れにくくお手入れ簡単。対面にも置いていた収納棚を撤去しても収納力は十分です。
point
TOTOの節水トイレピュアレストEX。使うたびに便器もノズルも自動除菌するので臭いもなくいつも清潔。紙巻器の上のカウンターはひじ掛けにもなり立ち座りをサポート。
担当者のコメント
結婚や就職で2人のご子息が独立されるまで3世代でお住まいだった美加の台のK様邸。
築21年になり経年劣化や家族構成の変化に加えて84歳になったお母様の介護予防のために一年半前にLDKやお母様の寝室をリフォーム。
続いて今回、洗面浴室とトイレのリフォームに着手されました。
二級建築士 寺岸 直次 一級建築士 山下 文子
リフォームを終えてO様のご感想
今回の工事で対象になる箇所は介護保険を利用したいと相談したところ、申請手続きのところから動いて下さったので助かりました。また、今回は家の構造はもちろん、家族構成や趣味まで知り尽くしてもらっているお二人が担当して下さったのでものすごく楽でした。工事を担当する業者さんの仕事ぶりも完璧で、どの方も家に入る前に自分の名前を名乗られるなどマナーがいいんです。本当に気持ちのいいリフォームでした。
こぼれ話 (取材を終えてライターの感想)
最近、私たちの生活でもよく耳にする「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」。その違いをご存知ですか?
どちらも、人々がより暮らしやすい社会を目指すという着地点は同じですが、バリアフリーが「高齢者や障がいのある方など特定の人を対象に、安全・快適に暮らせるように後から改善していく」のに対して、ユニバーサルデザインは「国籍・性別・年齢・障がいのあるなしに関わらず、全ての人を対象に、はじめから便利で使いやすい製品や安全で快適な環境をつくっていく」ことを指します。具体的には玄関にスロープを後付けしたり床の段差を解消するなどはバリアフリー。今回のK様邸のリフォーム事例のように、最初から誰が使っても便利で快適・安全に設計された浴室はユニバーサルデザインです。家族みんなの幸せな暮らしにつながるユニバーサルデザイン。あなたのお宅でも取り入れてみませんか。
K様邸リフォームデータ
家族構成: 会社員のご主人(61歳)と専業主婦の奥様、ご主人のお母様(84歳)。 東京に長男さん一家と大阪市内に次男さんが住む。
施工期間: 10日間
施工費: 約200万円